もっちーです。こんにちは。
最後にセミナーの感想だけ書きたいと思います。
上大岡に移動に伴って、オンブレッタのアシスタントも今回で最後となりました。
非常に後ろ髪を引かれる思いですが、年内のワインセレクトは引続き担当致しますので宜しくお願い致します。
上大岡で勉強して、またいつかオンブレッタに戻ってきたいです。
以下
個々のワインの感想です。
①バタール・・・・・・本当にバターですありがとう(略 若いヴィンテージなせいか樽というか生木っぽいニュアンスも感じる。シャルドネ100%では出せない酸味なのか、50%入ってるピノ・ビアンコのアクセントが素晴らしい。
②イル・カルボナイオーネ・・・・・深い紫のエッジがキレイでした。エキスの凝縮を感じる、樽に負けない風味と一本通った酸味がなんともいえない。ミネラルを感じる透明感がここにしか出せないポテンシャルでしょうか。熟成後が楽しみです。
③パレオ・・・・・やや不評だったけどフランの元々の特性を考えたら例外的な味わいと思える。青さを一切感じさせない濃厚さとヴィンテージの若さを感じさせない滑らかなタンニンは特に素晴らしい。カシスリキュールみたいな果実感。
④ソロイオ・・・・・一番人気のメルローは、葡萄の一番良い個性だけを引き出したような味わい。こなれて甘いタンニンとキノコや鉄分のニュアンス。熟成感とのバランスが一番取れている、飲み頃のタイミングだったと思います。これからの時期、鹿が手に入れば・・・・
⑤イル・ボスコ・・・・・今まで飲んだ中でのマイ・ベスト・シラーです。ドライで余計な贅肉が一切ないスタイリッシュなシラー。スパイシー過ぎす、あくまでエレガント。なめし皮の風味。余韻が長く、ブレない。バベット・ステーキで飲むにはもったいない。ヒレ肉が良さそう。
⑥ネモ・・・・・想像してたのと良い意味でかなりかけ離れたカベルネ。最近ダブルバリック系のドロッとしたカベルネばかりが記憶にあったせいで、ここまでボルドー風なトスカーナを忘れていました。杉の木の心地よい青さやら、鉄分混じりの腐葉土っぽさは右岸格付け級と見まごう程。これは羊一択でしょう。
今回ある意味偶然と思い付きで揃えられたワインセレクトでしたが、個々の単一品種のポテンシャルを存分に味わえた内容でした。
どれも造り手の思い入れを強く感じたのは、それぞれの理想と探究心が詰まったワインだからでしょうか。
来月のテーマ ゛ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ&ロッソ・ディ・モンタルチーノ”もご期待下さい。
残席わずかです!
あと、上大岡店も宜しくお願い致します。
画像アップしましたが、一本捨てちゃってないです。ごめんなさいミ☆