こんにちは、yoshikoです。
3編にわたってお送りしているモンテーリオ、今回はいよいよデグスタツィオーネ(試飲)編です!
***モンテーリオ・デグスタツィオーネ編***
地下カンティーナを出ると、デグスタツィオーネ用のお部屋で、オーナーご姉妹がサラミ盛り合わせ等を用意して待っていてくれました。(嬉しかったです~。たくさん歩いて気付けばもう13時!お腹すいてました。。。)
黒コショウの粒入りサラミは、オルトレポーのサラミ名産地ヴァルツィ特産のもの。(オルトレポーの南の町ヴァルツィは、マッフィ氏の出身地でもあります。)
それからコッパと、白いのはラード(塩漬けの豚の脂身)で、ラードはご姉妹の手作りなんですって!真っ白!口の中に入れるとス~っと溶けて、まるでバターのようになめらかでビックリ。白ワインとの相性バッチリで、とっても美味しかったです。
そして、ワインの試飲は、こんな風に進んでいきました。(カリチェで現在取り扱いがあるものには★印をつけますネ。)
◇「ロザート '07」フリッツァンテ(微発泡)
・・・現在イタリアでもブームを起こしているロゼーワインです。前回のカンティーナ編でもご紹介しましたが、カリチェでは★「ロザート」フェルモ(泡なし)をご紹介中です。
◇「コルテーゼ '07」
・・・コルテーゼ種100%の白ワインです。
★「ラ・ジオストラ '06」
・・・オルトレポーでは大変珍しいミュラー・トゥルガウ種の白ワインです。1940年にフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の親戚に、その地元品種を持ってきてもらい植えたのがきっかけで、その後モンテーリオの大事なアイテムとして育てられています。こちらはその畑の中でもセレクトされた最良のぶどうの房のみから造られ、樽熟成も経たリゼルヴァタイプです。カリチェでは★「ミュラー・トゥルガウ」のノーマルタイプと共にご紹介中です。
◇「ボナルダ '07」フリッツァンテ
・・・ボナルダ種ベースの微発泡タイプの赤ワインです。ヴァルツィのサラミとの相性抜群!
★「コスタルサ '03」
・・・ピノ・ネーロ種100%のリゼルヴァ・タイプの赤ワインです。海外からのリクエストも多い人気モノです。
★「ソーラローロ '04」
・・・先日よりブログに登場、大好評のオルトレポー・ロッソ・リゼルヴァの赤ワインです。
★「ミローザ '03」
・・・メルロー種100%のモンテーリオ最上級の赤ワイン。ミュラー・トゥルガウ種と同じく、1940年にフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の親戚よりもたらされたメルロー種です。(お家でゆ~っくり味わって頂きたいと、今回はこの場では試飲せず、マッフィ氏より井本さんへプレゼントとなりました!)
★「ノブレロット '04」
・・・黄金色に輝くパッシート、コルテーゼ&マルヴァジア&モスカート種より造られています。チーズ盛り合わせ (「トゥーマ・ドゥラ・パヤ」と「ゴルゴンゾーラ・ピッカンテ」)と共に試飲しました。
こうして、写真で見ると、ボトルの形がいろいろですよね。
リゼルヴァタイプのワインに使用されている、ちょっと変わった形のボトル、実はモンテーリオでしか使われていない「アナーディマ」というボトルです。
1800年代に、オルトレポーでワインが初めてボトリングされたのがモンテーリオでした。そして、当時スプマンテ用に開発・使用され特許が取られていたこのボトル、カンティーナ設立150周年(1998年)に復元され、現在モンテーリオの重要なワインに使用されています。
カンティーナ創始者ドメニコ・マッツァ氏の頭文字から成るモンテーリオの紋章が刻まれ、ラベルはシールではなくボトルに直に印刷されています。
そして、パッシートに使われているボトルは、そう、モンテーリオのシンボル「モンテ・エリオス」と同じ6角形なんです!素敵ですね。
最後に皆でフォート(写真)!
左がお姉さんの、いつもとーってもかわいらしくてやさしい、カテリーナさん。
右が妹の、いつもすごーく明るく元気な、ジョヴァンナさん。お二人とも、いつも笑顔で、とっても働き者です。モンテーリオを訪れる人々を笑顔で迎えてくれます。
それから、本当に偉大な人って、きどらず気さくなんだなぁ・・・と実感!オルトレポーのマエストロ(師)、マッフィ氏!
そして今回一緒に訪問した井本さん、来年には大分の実家に帰り、自身のイタリアン・レストランを開く予定だそうです。頑張ってくださいネ。そしてまた、オルトレポーに遊びに来てください!
モンテーリオの皆さん、今日は本当にどうもありがとうございました。
・・・えっ?!終わりじゃないです。まだ続くんです。だって、こんな盛り沢山(3編にわたる)でまだ半日です。
午後、2軒目のカンティーナ「ペルチヴァッレ」へ!!
(という訳で、次回は午後の部。ペルチヴァッレ編に続きます・・・。)