こんにちは、yoshikoです。
ここ最近オルトレポーはお天気の悪い日が続いています。
日本は関東地方を中心に、とても暑いそうですね!
アペルティーヴォ(食前酒)に冷たいスプマンテで _Y_ヽ(゜▽^*)サルーテ!(乾杯っ!)、暑さに負けないように頑張ってくださいネ!
さて、実はまだ続いていたというカンティーナ訪問の続編・・・午後の部、ペルチヴァッレへやってきました!(今回は読みきりですのでご安心を!)
***ペルチヴァッレ編***
午前中に、モンテーリオでたくさんお勉強してきたので、ペルチヴァッレではゆったりくつろぎモードでーす。
でもまずは、畑!ワインを語るには畑から!です。(By マッフィ氏)
キレイですねー。ピノ・ネーロ種の畑です。写真ではよく解らないけど、結構な急斜面なんです。歩きながら、何度も滑り落ちました。。。 そして、こちら!
かわいい~っ!O(≧▽≦)O
5月2日のブログで紹介したバルバテッラ(ブドウの苗木)、こんなに成長していましたよ~!
もう、整列している様子が見えるでしょう?
あまりかわいいので、おもわず我家のお庭にも1本植えてしまいました。
(かなり、ハマっています・・・。)
そしてこちらのワインを試飲しました。
(カリチェで取り扱いのあるものは★印つけますネ!)
★「レジーナ・ディ・クオーリ」(訳すと、「ハートのクイーン」)
・・・メトド・クラッシコタイプのスプマンテです。
2007年モノよりオルトレポーのメトド・クラッシコはD.O.C.G.に認定される事に決定しました!(今まではD.O.C.でした。)その土台を作る賞賛すべきスプマンテの一つとして是非お味わい下さい。ピノ・ネーロ種の爽やかな香りと、スッキリとした飲みごしが好感的で、アペルティーヴォからお料理全般、デザートに合わせてもすごくイイ!です。
◇「トゥリアデ」(訳すと、「3人組・3つ組」)・・・その名の通り!シャルドネ&リーズリング&ピノ・ネーロ種のトリオ、白ワインです。
コクがあって、美味しい!
◇「アマンティ」 (訳すと、「恋人達」)・・・ボナルダ100%のフリッツァンテ(微発泡)赤ワイン。
先日、アニェスの話題の時も書きましたが、2007年モノ、最高な出来です!
◇「パオロ・ペルチヴァッレ」(造り手さんの名前です) ・・・オルトレポー・ロッソ。バルベーラ&クロアティーナ&ウヴァ・ラーラ種。
2003年モノが、近頃予想以上の美味しさに熟成して飲み頃を迎え、造り手自身をもビックリ!させた感激の赤ワインです。
★「エモーション」(訳すと、「情熱」)・・・カーリチェ5月のフェアワインでご紹介中。ピノ・ネーロ種100%の赤ワイン。
エレガンスなのに力強い!今後も瓶内でどんどん美味しく熟成していくのが楽しみです。
★「ラ・クーラ」(訳すと、「ケア」)・・・カーリチェ5月のフェアワインでご紹介中。メルロー種85%&バルベーラ15%の赤ワイン。
今はまだ若い感じの味わいだけど、これから熟成し変化していくので、見逃せません。(ちなみに私は、今後数年にわたり試飲していこうと思い、エモーションと共に数本を我家の小さな地下カンティーナに保管(封印!)しました。)
★ヴェーネレ(訳すと「ビーナス・女神」) ・・・モスカート種100%の甘口デザートワイン(低アルコール度数)です。
お酒の苦手な女性をはじめ、子供にまで大人気!本当に美味しいので、是非是非お試し下さい!
こちらは、バンコ(試飲用カウンター)でサーヴィスしてくれているパオロ・ペルチヴァッレ氏です。
(同じワインがカーリチェのバンコでも同じように飲まれているなんて・・・!
(^ー^* )フフフ・・・♪嬉しい。)
でも実は・・・正直に言うと、
最後のモスカートはこの日飲んだかどうか記憶が無いのです・・・。
なぜかと言うと、デグスタツィオーネをしている最中に、ジャンニ氏(近所のおじさん。少年心を持ち続ける楽しいおじさんで、クラシックカーやジープ(アメリカ軍払い下げ)で現れたり、自分の畑のブドウでワイン造り(趣味)も行っている。)とビージオ・デイヴィス氏(近所のカンティーナさん。パオロ氏のお友達。)も集まってきて、なんだかすごく盛り上がっていったのです。
(こんな感じなところがペルチヴァッレの楽しいところなんですけど。。。)
そしてそのうち、カンティーナの奥から、ラベルも何も貼っていない取って置きの1本が持ってこられ、皆でブラインド試飲!となり、「う~んこれは樽熟成している!」とか「このエレガンスさはフランスのピノ・ネーロ種に違いない!」なんて色々な意見がでて・・・でもとにかく、とっても美味しいっっ!
実はこれ、'99年モノのボナルダ!樽熟成もしていないノーマルタイプなのに、瓶の中で素晴らしい熟成を遂げ、現在驚くべきエレガントな姿に変化しているのです!
ペルチヴァッレのレナート氏(お父さん)、「ディエゴ(←Y取締役のイタリア名)に、残りあと160本だから早くオーダー入れないと無くなるって伝えたか?」 なんて私に何度も言うけど、知り合いが来る度にブラインドで試飲し皆の驚く顔を見て楽しみ、気前良く振舞っているのを私は知っています。。。
本当は売る気無いのでは?
そして、「'99と同じく、'97・'98もまたグランデ・アンナータ(最良収穫年)だったね。」なんて話の中、
ジャンニ氏 「Ushiko、Ushiko、(Yoshikoなんですけど・・・。)実は自作のすごいワインがあるんだ!今持って来ても良いかな?」と、こっそり私に耳打ち。すでにかなり赤ら顔。(というか、ほとんどいつも赤ら顔。)
yoshiko「どこにあるの?」
ジャンニ氏 「この近くの地下に。」
yoshiko「(地下・・・?)う~ん(←ちょっと悩んでいる振り)、開けよう!皆で飲んでみよう!」(←すでに私も
相当酔ってる・・・。たぶん赤ら顔。)
と、ジャンニ氏が
走り出て行き、地下から発掘してきた(?)
'98モノは、バルベーラ&クロアティーナ&ウヴァ・ラーラ種で造られた、これもとても素晴らしい熟成を経た、とっても美味しいワインだったのです!!(ワインって、本当に面白い!生きている!)
そんなこんなで井本さんにはペルチヴァッレの皆さんより、彼も絶賛した「'99モノのボナルダ」が贈られ(という事で、ディエゴー、早くももう残り159本ですよー。)時間の経過を忘れるほど(そしてモスカートを飲んだことも忘れるほど)のすごーく楽しい時間を過ごし、とうとう井本さんはヴィジェーヴァノへ帰る
最終電車を逃したのでした。。。
カンティーナ訪問の密な一日、完。