もっちーです。
一昨日はオンブレッタでした。
ご参加頂いた皆様、誠に有難うございました。
2月のテーマは初心者コース第一弾・イタリア北部のワインというテーマでしたが、
ワインのセレクトは非常に悩みました。
以下は個人的な簡単な感想ですが、今回受けられなかった方にも
少しセミナーの内容や雰囲気が伝わればと思います。
1.ガヴィ・・・・ニュートラルな味わいというより、ややシトラスなフレーヴァーが強く、ライトミディアムな果実味で、思ったよりフルーティでした。レモンソースを添えた魚料理なんて合いそうに感じました。
2.バルベーラ・ダスティ・・・フレッシュさのある果実味と、甘めな樽香があり、
食欲を誘うキュッとした酸味が余韻に残る感じでした。フルーツでいえば木苺とかが近いのでしょうか。
3.ルガーナ・・・・非常にフローラルで澄んだ果実味があり、引き締まった酸味を感じる。ウナギのフリカンドゥという郷土料理と相性が良いそうですが、家庭料理では穴子の白焼きとかが合いますかね。
4.ヴァルテッリーナ・・・・薄い色調で、香りはちょっとくすんだ印象でドライフラワーに近いものを感じました。
地元では赤ワインで煮込んだ肉料理などと合わせているみたいです。
5.ソアヴェ・・・・フレッシュでジューシーな果実味を感じます。若い青リンゴよりは少し熟したリンゴのような香りのような気がしました。一般に言うシャバシャバなソアヴェではなく、かなり肉厚な味わい。
6.ヴァルポリチェッラ・クラシコ・・・・ブラックチェリーに近い果実味の印象で、大樽での熟成のため、樽香が主張し過ぎず、フレッシュさが素直に味わえると思います。現地では鴨などと合わせてるようですが、家庭では鶏肉などでも良いかもしれないですね。
7.フリウラーノ・・・・今回の白ワインの中では一番濃いと思われるワイン。濃い黄色に少し、ミントなどのハーブのニュアンス。黄桃?の果実味かな。パテや、白いソースを使った重た目な料理がよさそうですね。
8.メルロー・イソンゾ・・・・まろやかで、少し青っぽい後味を感じるメルローです。カシスのニュアンスが心地よく酸味も気にならないバランスの良さ。コテキーノと豆の煮込みが現地では好相性だそうですが、ハンバーグにマッシュポテトでもよさそうですね。
全体としては赤ワインの方が北らしさを表現出来ていたのではないでしょうか。白については、ちょっと上の価格帯の白になると、北でもけっこうボリューム感のあるワインが選べると実感しました。
もっと酸っぱくてシャバシャバしたワインの方が元来の北部のワインなのかもしれません。
今回は、郷土料理との相性や、その地域の気候や土壌・ワインの歴史的背景などを中心に、たまに豆知識的な脱線を交えつつのセミナー進行でした。
次回3月のワインセミナー 「中部のワイン」編はすでに満席になりました。ありがとうございます。
4月・「南部のワイン」編はまだ席に余裕が御座いますので、宜しくお願い致します。