Ciao, yoshikoです♪
昨晩早速、ジャン-フランソワ氏から私のもとに
日本で撮った素敵な写真がたくさんメールで届いていました。
中には、こんな写真も。
自分と同じ名前のパン屋さんを見つけて
嬉しくて撮ったのでしょうね~。(*^o^*)
今日が日本滞在最終日ですので、
全ての写真が届いたら、改めてブログでもご紹介しますね!
さて、昨日のブログでご紹介しました
麻布台のイタリアン・レストラン
「アッフェット(affetto)」の皆さんです。
先週オルトレポー・パヴェーゼへ遊びに来てくれていました。
Benvenuti ☆ようこそ
一緒に3軒のカンティーナを訪問したのですが
今日は、マッツォリーノ社が訪日してくれた事に合わせ、
マッツォリーノ社訪問のレポを書きますね♪
この日は、日曜日だったのに
ジャン-フランソワ氏が、わざわざカンティーナへ出て来て案内してくれました。
見学後、
「クルアゼ(CRUASE')」を振舞ってくれているところに
オーナーのサンドラ夫人のお兄様も登場。(↓写真左の方です。)
この、
テヌータ・マッツォリーノ(Tenuta Mazzolino)というカンティーナは
彼らのお父様
エンリコ・ブラジョッティ氏が
1980年に、このマッツォリーノという名の土地を購入し、
「オルトレポーで偉大なワインを生み出すプロジェクト」
を立ち上げた事に始まります。
30年前当時、フランスの専門家達をも含める入念なリサーチのもと
北緯45度線に位置する場において偉大なワインが生み出されると、つきとめられ
それに位置するオルトレポーにおけるワイン造りに、変革がもたらされました。
その一つに、それまでオルトレポーにおいては
"白ワインに醸造されるのが普通だったピノ・ネーロ種" が、
白ワイン(又はスプマンテ)への醸造だけでなく
"良質なクローンのピノ・ネーロ種による、良質な赤ワインへの醸造”
という新たな挑戦がありました。
数名の情熱家によりこの挑戦が試みられ、
その先駆者のお一人が、
エンリコ・ブラジョッティ氏です。
彼は、この地で、ご自身の愛するワインと、薔薇と鶏を育て始めました。
その後、現オーナーの
サンドラ夫人が、お父様の意志を受け継いで
更に本格的なプロジェクトを立ち上げました。
古くからあったカンティーナは、建築家の
ベルニ氏により
大々的な改築工事が行われ生まれ変わり、
最新技術を取り組んだ醸造設備を揃えた
地下一階、地上二階からなる素晴らしいカンティーナとなり、
その際、残された古いカンティーナの一部は、
現在も、このように使用され、180年以上の歴史を語り継いでいます。
また当時、ワイン業界で大変名高い
ジャコモ・ボローニャ氏の助言のもと、
エノロゴには、
ジャンカルロ・スカリオーネ氏
アグローノモには、
ロベルト・ピアッジ氏を迎え
最高のワイン造りプロジェクトが開始されたのです。
そして30年経った現在では、
エノロゴに
ジャン-フランソワ・コキャール氏と
キリヤコス・キニゴプロス氏
(両者共にピノ・ネーロのスペシャリスト。
キリヤコス氏は、コンサルタント・エノロゴとして、定期的に訪れています。)
今年から、アグローノモに
クラウディオ・ジョルジ氏
また、新人エノロゴとして将来を担う
パオロ氏が加わり、
25ヘクタールのブドウ畑から、10種のワインが造られています。
赤ワインのトップは、ピノ・ネーロ種のリゼルヴァタイプ
「ノワール(NOIR)」
白ワインのトップは、シャルドネ種のリゼルヴァタイプ
「ブラン(BLANC)」
「ノワール」は、'85年が初の生産年です。
・・・と、いろいろ前置きストーリーが長くなりましたが、
実は、なんと、この日この
’85年モノを
飲ませてくれると言うじゃありませんか!
貯蔵庫の'85年物は全部で77本。
その大変貴重な1本を私は「アッフェット」の皆さんと
それも、2005年モノと一緒に、
20年の歳の差のワインを比べながら飲ませて頂いたのです。
そして、この感動を・・・
皆でボトルに、書き残してきました。(写真右)
左のボトルは、ジャン-フランソワ氏が以前に初めて'85年モノを開けた時に
アメリカのインポーターの方々と書いた記念ボトル。
そして、中央は2年前日本から持ち帰った記念ボトルです。
また、その夜のディナーで試飲するようにと
「ブリュット(BRUT)」・・・シャルドネ100% スプマンテ
「ブラン(BLANC)2007」・・・シャルドネ100% 白のリゼルヴァ
「ノワール(NOIR)1999、2000、2007」・・・ピノ・ネーロ100% 赤のリゼルヴァ
「モスカート(MOSCATO)」・・・モスカート100% デザートワイン
計6本も頂きました。
飲んだワインのコメントは
「アッフェット」のオーナー&シニアソムリエである
プロのO渕さんにお任せする事にして・・・。
きっと私よりも、素晴らしい表現で語り継いでくれるでしょう。
(そういえば、今年収穫した2011年モノの「ノワール」と「ブラン」も
樽から直に試飲させてもらいました。そちらもお願いします。)
私からは・・・
(↑マッツォリーノで頂いたロゴ入りネクタイをしてます♪)
シェフのM上さんとY子さん、
ご結婚おめでとうございます。
これからも素敵なイタリアン料理を作り伝えながら、
美味しいワインと共に、末永くお幸せに☆
「アッフェット」の皆さん、
この先、現地で飲んだワインを日本でまた飲む機会がありましたら、
オルトレポーの景色を、そして生産者さんの情熱を、
また思い浮かべて、この感動を伝えていって下さいネ☆
というメッセージをお送り致します。
・・・おまけ・・・
ブログ登場回数の多い
このロバさん、初代オーナーと同じ名前で「エンリコ」って言うんですって!!