Ciao yoshikoです。
さて、連載中の「K松氏オルトレポー研修の旅」
2日目 〈午後1〉
ヴェルチェージ・デル・カステッラッツォ
(Vercesi del Castellazzo)社へ行ってきました。
実は、当初は訪問予定に入っていなかったのですが、
今回、時間的に余裕のない中、
無理をしてまでK松氏を連れていったのは・・・・
この
雹(ひょう)害に遭った畑を、見てもらいたかったからです。
7月21日に、たった15分間この地区を襲った雹、
そのせいでヴェルチェージの畑の大部分が損傷を受けてしまいました。
木もブドウの房もひどい傷を受けてしまいました。
幸い、ヴェルチェージ社の畑は
この冬にとても慎重に剪定をする事で、
来年また少しは房を付ける事はできるだろうとの事ですが、
数年間は房を付けられない木もあるでしょうし、
またすぐ近くの畑では、ポールごと木が倒されたところもあったそうです。
そのすさまじい破壊力は、建物の壁に跡を残し
ガラスまでをも割ったそうです。
どこのカンティーナさんへ行っても、畑で出来るブドウを
まるでわが子のように大切に紹介してくれるのに。。。
その大事に育ててきたブドウが、こんなにダメージを受けているなんて。。。
それも1年間育ててきたものが、収穫間際に、たったの15分間で。。。
これは、これからワインを皆さんに紹介していく上で
私もしっかり目に刻みつけたかったし、
K松氏にも見てもらいたかった。
この後、畑とカンティーナを案内してくれた
マルコ氏(弟)に変わり、
ジャン・マリア氏(兄)がジャルディーノ(お庭)で試飲会を開いてくれたけど、
いつもと変わらず笑顔で迎えてくれるお二人に
優しさとたくましさを感じると共に
常にこのような危険と隣り合わせにあるブドウ栽培に、
ワイン一本一本の重みと有難みをひしと感じるのでした。。。
つづく